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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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先日、彦根から戻ってまいりまして
少々疲れ気味で なんにもする気もなく だらだらと過ごしておりました。 今日が、そのだらだら感のピークでした。 彦根で、おもしろい本を読んできました 「できそこないの男たち」 著者は、福岡伸一さん 分子生物学者です。 彼の説によると 元来、生物はメスであった。 地球に生き物が生まれて十億年近くは 生物はすべてメスであったというのです。 いまでも ある昆虫はメスだけで生きています。 その昆虫は 一年に一度、オスを生むそうです それは メスが、他のDNAを取り入れて自らの環境への適応力を 強くするためにオスを生んで そのオスに、交尾させて他のメスのDNAを取り入れるのだそうです その役目が終わるとオスは死に絶えます 要するに オスは他のメスのDNAを運ぶ、橋渡しの役割の為に この世に産み落とされたというのです。 男にとっては大変ショッキングな話です それから もうひとつ、ショッキングな話が書いてありました。 ちょっと下品な話になってしまいますが アカデミックな話なので書きます 男のシンボルであるおチンチンの話です おチンチンには そのたまたまの袋の裏側に アリの門渡りという黒い筋があります。 私にもありますが 別に気にはしていなかったのですが 実はこれ、 女性の性器の跡だというのです。 人間は 受精して、6週間の間は女性として 胎内で成長するのです ですから、性器も女性の形をして成長するのです その後に、男性ホルモンにスイッチが入って その性器を縫い合わせて しだいにおチンチンができてくるのです。 元来、生物はメスであった!! 驚がくの事実です。 「できそこないの男たち」というのは 正確にいうと 本来、女性に生まれてくるはずであった生き物が Y染色体によって 間違って男に生まれてきてしまった ということです。 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2009-02-18 21:06
| WEB版 熟柿庵だより
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Comments(3)
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今宵の月
at 2009-02-19 10:19
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お疲れ様でした。しばらくブログの更新が無かったので、もしかしたらと思っていましたが、やはり彦根でしたか。
「できそこないの男たち」は先日行った書店でも売れていたようです。 ぱらぱらと見て、結局は買いませんでした。実は他に買いたい本が3冊もあったので、荷物になるから・・・・ 生物学では以前から知られていた事実に、著者の独自の視点を織り交ぜて書かれていたように感じました。 女性がなぜ男性より長命なのかも 解かりますよね、メスが生物の原型だから、特殊に進化したオスは其の分、分が悪いのでしょう。 でも現実世界では男のほうが、いまだに力を持っています。 女としてはすごく悔しいです。 やっぱり買って読もうかな~。
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jyukushian at 2009-02-19 19:33
「できそこないの男たち」
お勧めです。 いま、同じ著者の「生物と無生物のあいだ」を 読んでいます。 これもとてもおもしろいです。 だけど 今宵の月さんは 僕よりもとても博学ですね。 「生物学では以前から知られていた事実」と さりげなくお書きになっているところなんか 僕の知識のなさを指摘されたようで 恥ずかしくなりました。 私って いい加減で、ずぼらで、怠け者の愚僧なんですよ。
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今宵の月
at 2009-02-20 11:49
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お勧めの図書のご紹介有難うございます
時間が取れたら、ぜひ買って読みたいと思います。 図書館では、近頃予算の削減で、読みたい本が なかなか買ってもらえないんです。確り税金を払っているのに すごく腹が立ちます。先進国がきいてあきれる! 博識の武田さんに褒められて、ちょっと恥かしいです。ほんと! 私は子供の頃から男尊女卑の環境に育ち、無能な男が ただ男であるだけで威張っているのを理不尽だと感じていて 女にとって都合の良い事実を探していた結果にすぎません。 それ以外は、私もいい加減でずぼらな人間です。 こんな事をいうのも口はばったいのですが お互い良いところ、得意な分野に磨きをかけ 相互に成長しようではありませんか!知は力なりと申します。 一陣の風が吹いて白骨になるまで、知らない事を知りたいと願うのが 私の生きる力の源です。
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