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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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インド入国
ルンビニーから、ヒッチハイクしたり 通りすがりの少年に自転車に乗せてもらったりしながら やっと国境を通過 国境といっても、ささやかにみすぼらしい木製のゲートが 小さな橋の中央にあるだけ。 誰も居ない。 地元の農民達は勝手に国をまたいで行き来している。 国境ってそんなもんなの? だけど 島国育ちの私にとっては 国境を見るのははじめての経験。 ちょっぴり感動してセルフタイマーで記念写真をぱちり。 インドの町までまだ少しありそう・ 途中、小さな村を通り越して歩き続けた。 そして汽車に乗り、ノーガラ駅に到着。 しかし 考えてみれば、パスポートに入国スタンプが押されていない。 このままだと密入国になってしまう。 入国管理事務所は一体何処にあるのだ これはやはりまずいと思い 再び、国境の町まで引き返す。 そして小さな村の小さな小屋が事務所であることがわかった。 事務員は私のバッグをひっくり返し、私のボールペンを使って なにやら書いてやっと入国スタンプを押してくれた スタンプのインクが干からびていて、彼はツバキをスタンプに塗りたくって やっと押してくれた だけど、私のボールペンを返してくれない 「返してくれ」というと 「あなたと私は友達でしょ」などと わけのわからないことを云って そのボールペンをくれという。 なんかもうどうでもよくなって ボールペンはあきらめて 再び駅にもどった。 今は、すでに5時半。 5時発の汽車に間に合うのか 入国の事務員は充分間に合うといった。 30分も過ぎているのに! よく理解できない国だ その日、汽車が到着したのは 夜中の0時だった。 ネパールの人が云っていた 「インドはクレージーだから気をつけろ」 という言葉が身に沁みた ![]() 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2009-01-27 20:47
| WEB版 熟柿庵だより
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Comments(2)
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国境での話、なんともクレイジーですね。
私は逆にボールペンを借りようとして「コレは私の物。一文字たりとも 使わせない。さっさとあっちへ行け!」と追い返された経験があります。 今はもう使わないアラスカ空港での出来事でした。 クレイジーな人はどこにでもいるようです。 ティク・ナト。ハン師の一本の枝の話は、私にはN極とS極 のある磁石を思い起こさせます。磁石はどこで切っても 必ず両極が出来てしまうからです。 物理学者は理論的にはモノポール、磁気単極子があると 言っていますが、まだ宇宙のどこにも発見されていません 見つかったらとても面白いのになーと勝手に思っています。
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