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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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先日、
NHKの再放送のドキュメンタリー番組の 「宇宙のロマン」を見た。 宇宙の成り立ちを紹介する番組で どのようにして太陽系はできたのかを 科学的に追い求めていた そして同時に 生命の起源をも探ろうとしていることが 紹介された 彗星の尾っぽの部分を調べる探査機が 彗星まで接近し その尾っぽの部分のチリを回収して 持ち帰り調べたところ なんと そのチリのなかに有機物が含まれていたのだという そして 彗星は実は太陽系が出来るころの星なのである 地球に生物が誕生したのは 数多くの彗星が地球にぶつかってきたためだと その番組は説明していた いっぽう 私は今も福岡伸一氏の本を読み続けている 「動的平衡」という本 彼は、分子生物学をとおして 生命の真実に迫ろうとしている その本のなかに 「私は何故、生物学を学んでいるかというと 人間のもつバイアス〔偏見)を越えるためだ」と書いていた 人間はバイアスで物事を判断しているというのだ そのバイアスを越えて真実を捉えたい そのために生物学を研究しているというのだ いっぽう 哲学は、人間の思考自体を問題としている 考える〔認識)とはどういうことか あるいは 存在しているとはどういうことか そのことをテーマに人間の真実に迫ろうとしている いっぽう 仏教の唯識という学問もまた 哲学的な意味で人間の本質に迫ろうとしている 要するに この不思議な生き物である 人間っていったい何なの? という問いかけを 人間はし続けているのだ 私もまた、お粗末な頭で 親鸞聖人の言葉をとおして 人間の真実の姿に迫りたいと思っているのです。 ![]() 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2009-03-01 17:23
| WEB版 熟柿庵だより
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