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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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ここに仏陀とマーラ〔悪魔)についての物語があります。
ある日、 仏陀は彼の住まいである洞窟の中におられました。 そして 仏陀のアシスタントであったアナンダは 入り口の外に立っていました。 そこへ遠くの方からマーラがやってくるのが見えました アナンダは驚きました アナンダは、 マーラには来てほしくはなかったのです。 しかし マーラはまっすぐにアナンダのもとにやって来ました。 そして 自分が訪ねてきたことを仏陀に伝えるようにと頼みました。 アナンダは 「何故あなたはここに来たのですか。昔、 菩提樹の下で仏陀に打ち負かされた時のことを 覚えていないのですか。 またここへ来るとは恥ずかしくないのですか。 お帰りなさい。仏陀はあなたになどお会いにならない。 あなはた悪魔です。仏陀の敵です」 と、マーラをたしなめました。 しかしマーラはこれを聞いて 大いに笑い、次のように返事したのです。 「あなたの師仏陀があなたにそのように言ったのですか 私を敵だなどと」 アナンダは困惑しました。 仏陀は、確かにマーラが敵であるとはひと言も 言ってはいなかったからです。 アナンダは反論できなくなり 仏陀に、アナンダの来訪を知らせに しぶしぶ洞窟の中に入って行きました。 だけど アナンダは期待していたのです。 仏陀が 「私は居ないとマーラに伝えなさい。 私は人に会いに出かけていると」と言ってくれることを。 しかし 仏陀は竹馬の友であるマーラが訪ねてきてくれたことを聞いて 大変よろこびました。 「本当ですか、本当にマーラはここに来ているのですか」 仏陀は自分のほうからマーラを迎えに行きました。 ![]() 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2009-05-04 17:51
| ティック・ナット・ハン氏
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