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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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ローソンとマツキヨが提携したというニュースを聞いた
思わず、「マッチポンプ」のことを思い出した 「マッチポンプ」とは マッチで火をつけておいて そのあとで消火用のポンプを売りにくるというもの 宗教社会学の言葉だったか 要するに人間を病気にさせておいて 後から薬を売りにくるという戦略のこと。 今回の合併を聞いていて なにかそれに似ているような感じをもった 確かにコンビ二の存在は私たちの生活を便利にしてくれた。 夜、お腹がすいたとき、以前だったら我慢して寝たかも知れない しかし、コンビ二のおかげで我慢しなくて済むようになった。 夜中に、弁当でも何でも食べられるようになったのだ。 しかし 問題は、身体のこと。 夜中に弁当を食べるとどうなるか、体への影響や睡眠への影響はそうとうなものがあるはず。 それに コンビ二の食品には 想像以上の防腐剤が含まれている コンビ二のお弁当を作るアルバイトをした人は あまりに防腐剤が多いのにびっくりして 決してコンビ二の食品を食べないという話しを聞いたことがある。 要するに コンビ二の存在は 私たちの体やリズムをむしばんでいる可能性が多分にあるということ そして むしばまれた私の体は、いろんなところに故障をきたして 睡眠障害や、胃腸の不調や肩こりや その他、さまざまな体調不良を引き起こす そこで求められるのが薬。 つまり 薬を必要とするからだをコンビ二が作り出し そのとなりで薬を売る棚ができるというシステム 確かに これほど便利なことはない。 現代の社会が要求する忙しい生活に耐えるために コンビ二ができ、コンビ二生活と社会の忙しいサイクルが 体に不調をきたし そのことで 薬を常時必要とする体になる。 まさに マッチポンプのサイクルそのまま・ おそらくこれが 資本主義というものの本性なのだと思う。 人間の場当たり的な欲望に応えていくだけで 成り立つ経済システム。 本来の人間のあるべき姿など二の次。 社会に振りまわされ、欲望を煽り立てられ 自分を見失い、 一番正直な自分の身体の悲鳴を 押さえ込み いびつな人生を送らされる ああ、 このまま行ったら人間はどうなってしまうのだろうか だけど もう後戻りはできない 私の生活にもコンビ二の存在はしっかりと組み込まれている コンビ二と薬屋さんの合併は 私の基本的な人間としての生活を 見直し、反省させる材料となった 仏教はその人間の欲望、煩悩というものの正体をあばきだして 人間の危うさを指摘する あらためて 仏教の教えに耳を傾けたいと思う ![]() 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2009-08-24 22:50
| WEB版 熟柿庵だより
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Comments(2)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
確かに死刑を執行する刑務官は一番理不尽な辛さを背負っているのだろうと思います。職務として殺人を行なうわけですから・
死刑制度が犯罪抑止力の効果をもたないということで、多くの先進国は廃止の方向にむかっているようです。なぜ日本では八割もの人が死刑制度に賛成なのか、私にもわかりません。
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