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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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今日、法事がありました。
最後のお説教で 「身近な人やものを愛せない人間は仏教を学ぶ資格はありません;」 という話をしました。 これは私の言葉ではありません。 私の仏教の先生の言葉です。 先生は数年前に亡くなられましたが この言葉は、私への遺言として残っています。 私は、先生に生前、仏教について、 実に様々な質問を投げかけてきました。 私としては、自分の実感を元にして それと仏教が語っていることに矛盾を感じると とことん、先生に質問しました。。 最初は、先生は丁寧に答えてくださっていましたが、 いつも、最後には 「人を愛すること、いとおしく思うこと、それがない人は 仏教を学ぶ資格はなんですよね。」 と、さりげなくお答えになって そこで私はなにも答えられなくなって 話はおわってしまうのです。 先生は 私の情のなさを、あるいは本当の思いやりというものを感じられなかった私への 精一杯のメッセージだったのかもしれません・ 先生からみれば 私は、本当の意味で人を愛した人間に見えなかったのでしょうか 私は人を愛してこなかったのかもしれない 自分の都合のいいようにだけ人を愛してきただけなのかもしれない。 人を愛するkと 異性や親や、友達や、私の身近にいる人を本当に愛してこtなかったのか。 人を愛するとは、自分の生涯をかけること、 その愛に裏切られたら、一生心に傷を負って往き続けること その愛を失ったら、一生、悲しみを背負って往きつづけるとこと そのようにして 人は心を深くしていく 私は今、私の子供や、熟柿庵を通して出あった人たちを 愛していこうと思うのです。 それが 私の残された人生の中での 生きる道。 先生の私への遺言。 ![]()
by jyukushian
| 2009-11-23 00:29
| WEB版 熟柿庵だより
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