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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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仏教の瞑想に関して、よく五年や十年もすれば
ある日突然開眼すると云われる悟りと言った類のものに 惑わされる必要はまったくありません・ 私たちは、命の一瞬一瞬が完結した命そのものである、 そういう想いのもとに瞑想するのです。 それゆえ 私たちが坐禅を行なうというのは、 何かの目的のために行なうのではありません: ただ座ること、そのことのために 座るのです。 二十分座れば その二十分が命の輝き、喜びをもたらしてくれるのです。 瞑想は座ってだけでするものではありません・ 歩くという瞑想があります。 歩くと言うのは ふつう、どこかへ行くための手段として考えますが 歩くそのこと自体の中に命があるのです。 一歩一歩のステップの中に、私たちの命は生きているのです。 そのような一歩一歩のステップのなかに 私たちの命は生きているのです。 そのようなステップが 私たちに真実の命のありようを呼び戻してくれるのです。 朝食を食べている時も、 子供を抱きかかえている時も 精一杯の命の働きがあり、 命の輝きを実感できるのです。 西洋の習慣のなかに 人と会った時に抱擁するというのがありますが、 東洋人である私たちは その時に 想いのこもった呼吸を加えてみてはどうかと思うのです 子供を抱きかかえる時、 母と抱き合う時 夫や友人と抱擁しあう時に 三度心を込めて呼吸してみてください。 あなたの満ち足りた思いは 少なくとも十倍は増すことでしょう。 あなたが だれか他人を見るときには 本当のその人の姿を見てください。 そして 想いのこもった呼吸を試みてください。
by jyukushian
| 2009-12-27 00:09
| ティック・ナット・ハン氏
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