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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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三度の食事をする
その初めに皿を見ながら自分自身に向かって 静かに次のように話しかけることをお勧めします 「いま、私の目の前にお皿には何ものってはいない、 だけどすぐにおいしい料理でいっぱいになる」 盛り付けをしてもらっている間、 あるいは 自分で盛り付けをしているあいだ、 三度、呼吸をしてみてください そしてもっともっと深く皿をみつめてください。 「いま、まさにこの瞬間、世界中の数えきれないほどの人たちもまた 皿を目の前にしている。 だけど かれらの皿はいつまでもいつまでも 空っぽのまま。」 いま 一日に4万人もの子供たちが食糧不足で死んでいます 子供たちばかりが・・・ 私たちはとても豪華な料理を目の前にして 幸福を感じることができます。 そして一方 飢えた大勢の子どもたちがいることを思い起こすこともできます それゆえ 心苦しみます しかし この両方の現実を知っているということは 私たちの考えを健全なものにしてくれるのです。 なぜなら 私たちの歩むべき道は この両方の現実によってはっきりしているからです。 私たちの歩みべき道 それは私たち自身の平和と そして 世界の平和を作り出していけるような生き方をすること それが私たちの歩むべき道なのです。 善と悪、 すばらしい輝きと苦悩 それらの両方をきちっと見据えることが必要です。 そのうえで自らと世界の平和を構築できるような生き方ができるのです。 真実を知るということは 瞑想の果実、成果なのです それはすべてのベースとなるものです。 息をするごとに、一歩歩くごとに ほほ笑むごとに 私たちは積極的に平和に貢献しているのです。 それらすべてが 世界の平和に向けての必要なステップなのです。 不可分存在という真実のありようからみれば あなたの日々の生活の平和と幸福は まぎれもなく 世界の平和と幸福に直結しているのです。 わたしの話に耳を傾けてくださって ありがとうございます 観音菩薩の話を聞いてくださって どうもありがとう あなたがここにいて 聞いてくださったお陰で 般若心経はとても親しみのあるものに なってきました 完 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2年かかって、「理解のこころ」(般若心経)をアップしてきました。 いろんな思いが去来いたしたました こうしたことを含めて 次回 後書きのあとがきでつづってまいります。
by jyukushian
| 2009-12-30 21:04
| ティック・ナット・ハン氏
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