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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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きのう、彦根から戻ってまいりました。
ある人と、話する機会があって その人と会ってきました。 正直、がっかりしました。 がっかりと言うより、腹が立って仕方ありませんでした。 その怒りが未だに続いています。 事あるごとに、その会話を思い出してカリカリきております。 これも一つの煩悩かもしれません。 煩悩がコントロールできません 次の日、 檀家さんたちと「親鸞聖人」のアニメのビデオを見ました 親鸞さんが、 「ああ、私の燃えたぎる煩悩を消し去ることは この比叡山ではできない」と歎いて 法然上人のところに向かうというストーリーでした 今の私とダブってくる。 この怒り、当分続きそうな気がする その後、 親鸞さんは阿弥陀如来に救われていくのですが 私は怒りが静まらず、阿弥陀さまにもすくわれていません。、 カリカリしております。 このカリカリはいつまで続くのか いろいろ考えてみたのですが、 私の経験則から言うと この怒りが消える、あるいはおさまるためには どうすればいいのか、 それは もっと怒りを感じるような出来事がおこればいいのです。 そうすると 私の感情はそちらのほうに向いて怒りが起こります。 そうしていると 今まで怒っていたことを 忘れてしまったり、棚上げしてしまったり、薄らいだりしてしまうのです。 新しい碇が私の感情を支配します。 人間、 三つも四つも同時に怒るなんてこと、できないのではないかと思うのです そんな器用なことなどできない。 だから また、新たに腹の立つ出来事が起こることを待っていることろです。 それまでは ぐじぐじと腹を立て続けてしばらく日々を過ごしていきます。 私はいったい何を言おうとしているのでしょうか 要するに 人間の心とか、感情なんていうものは いいかげんなものだということです。 あみだ様に任せて生きていようと、自力で修行しようと 心や感情をコントロールすることなんかできない 心や感情をコントロールするためにあみだ様がいるわけじゃないんだ ということです。
by jyukushian
| 2010-06-21 20:21
| WEB版 熟柿庵だより
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