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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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今回の震災についてアメリカ人のCさんと話をしました。
その方は浅草に住んでおられます。 震災が起こった時、しばらくして 隣りの日本人が心配してくれて 大丈夫ですかと、訪ねてきてくれたそうです。 Cさんはそのことをとても驚いたと語ってくれました。 自分のことも心配だけど、隣人のことまで心配してくれる日本人。 アメリカでは考えられないとのことです。 数年前にアメリカであったカトリーナというハリケーンのときには 強奪や殺人、レイプなどが頻繁に起こったとのことです。 Cさんは、 まずは自分の身を守ることが大事だし、 もうこれ以上生き延びれないと思ったら どんなことをしても、それは仕方ないこと というような言い方をしていました。 だから 今回、日本で震災を体験して隣人が私を心配してくれたことが とても驚きで、信じられないぐらい驚きで、 とても嬉しいと語ってくれました。 アメリカではありえないことだと。 私は 多くの外国人が逃げているのに 何故あなたはアメリカに逃げないのですか? と聞いたところ、 逃げようと思えば逃げられる そして 逃げた人を非難するつもりもない だけど 私は、現状では逃げない こんな優しい、そして色んな世話になっている日本人を残して 自分だけ助かりたいからという理由で逃げたくはない、 もちろん、これ以上放射能が広がってひどくなったら わからない だけど、今は逃げたくない。 Cさんはそんなふうに語ってくれました。 私はCさんの話を聞いて 何か 励まされたような、 嬉しくなったような 感動してしばらく言葉がでませんでした。 日本人が互いに助け合おうとする気持ちを アメリカ人のCさんが理解してくれて、そして 共感してくれて 感動までしてくれる。 日本人である私は あらためて 日本人という民族を見直しました。 マスコミは、毎日、東北の方へのボランティア活動や 支援を報告してくれています。 私も、私にできる支援をしていきます。 その思いを新たにいたしました。
by jyukushian
| 2011-04-10 19:28
| WEB版 熟柿庵だより
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