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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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5月20日、午後四時から
本院の本堂で、祖父の50回忌の法要を行いました。 掲示板にも出していただいて、大勢の檀家さんにもお参りしていただきました。 祖父は、私が小学校5年生の時に亡くなったのですが、 その時、私の修学旅行と重なっていたので、よく覚えております。 祖父は、危篤が近づいてきて、病院から自宅に帰り、 書院で息を引き取りました。 晩年は、習字を日課にして帖福の長い紙によく練習していたものです。 菊も好きで、本堂の周りには、たくさんの鉢植えがあり、世話をしておりました。 亡くなる直前、私は枕元に呼ばれ、 「お前はね、お父さんが家を建ててくれた。だからお前は、勉強だけをして この寺を継いでくれればいいんだよ」と遺言を残して息を引き取りました。 その言葉は子供ながらになぜかよく覚えております。 しかし、 その遺言を私は見事に裏切ってしまいました。 勉強は嫌いだったし、寺なんか誰が継ぐものかと。 その祖父の50回忌を、70歳で亡くなった祖父の50回忌をこの私が することになろうとは. 祖母は私が産れる1年前に亡くなりました。 一人娘の母は、隣町からご養子をもらわれ、 それが、12年前に亡くなった父でした。 私もいつまで生きていられるか、わかりません。 命の歴史を感じます。
by jyukushian
| 2012-05-29 07:00
| WEB版 熟柿庵だより
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