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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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なだいなだ氏の思い出
今から20年ほど前のこと。 ある大学の学園祭で、なだいなだ氏と社会学者の宮台真司さんが パネルディスカッションをする企画があるとのことで、 参加しました。 テーマは何だったかは覚えていないのですが、 宮台さんは例によって冗長にぺちゃくちゃおしゃべりをして、 そのあとに、なだ氏が話をした。 宮台さんとは正反対に、落ち着いて、ゆっくりとした話しぶりで 以前、すこし本も読んでいたこともあって、 ああ、やっぱりとても物腰のやわらかい優しそうな人だなと 思ったことを思い出しました。 こんなエピソードも話して下さいました。 彼は一時期禁煙をしていて、けっこう長い年数続いたそうなのですが、 あるとき、フランスの綺麗な女性がタバコを吸っていて 「一本、いかがですか」と勧められて、 つい誘われるままに吸ってしまったとのこと。 何年もがんばって禁煙してきたのに、 綺麗な女性に勧められて、一言で禁煙が崩れてしまったと ユーモラスに語っておられました。 それから、また喫煙生活になってしまったそうです。 アルコール依存症の患者さんを対象に 治療されていたお医者さんですから、 人間の弱みというものをよくよくご存じの上での エピソードで、なだ氏のお人柄があらわれているようで とても印象深く覚えています。 なだいなだ様、 僕の好きなタイプのインテリゲンチィアでした。
by jyukushian
| 2013-06-10 02:04
| WEB版 熟柿庵だより
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