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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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パニック障害という病気をもっていて
新幹線に乗れません。 ずっと、なんとか克服しなきゃと思っておりました。 数年前に、知り合いに同乗してもらって 何度か乗ることができました。 そして 今日は、1人で挑戦してみました。 朝から、どうしようか、どうしようかと何度も躊躇し、 そして 夜7時、少しお酒を飲んで勇気をつけて、勢いもつけて ついに東京駅に出かけました。 プラットフォームで、また少しお酒を飲んで 30分、こころを落ちつけて タイミングを見計らって、ついに乗車しました。 なるべく気を散らさないようにと、 ヘッドフォーンとCDラジカセをもって、 ビートルズの音楽を聴きながら パニックが出ないように細心の注意を払いながら 乗りました。 東京駅からの新幹線の行先は品川駅。 ほんの10分程度だったでしょうか。 取り立てて不安な気分になることもなく、 少し自信もついてきたので、 車内の雰囲気にもう少し慣れた方がいいと思い ヘッドフォーンも外し、気を紛らわせないようにして 車内のあの雰囲気に直接慣れたほうか良いと思い 周りの状況を見渡して 自分が今、新幹線に乗っているのだということを 自らに自覚させ、 そして、喜ばしいことに パニックに襲われることなく、 無事、品川駅に到着しました。 そして 勢い余って 今度は上りの新幹線に乗り移り 無事、東京駅に戻ってくることができました。 頭の上に乗っかっていたどうしようもない不安が 払拭された思いでした。 なんとかなるのではないか!! 東京駅に戻ってから、 今度は、かつて20年以上のったことのなかった 中央線の快速電車に挑戦しました。 東京駅から新宿まで。 四谷から新宿までは少し長く感じましたが、 無事、新宿駅まで到着することができました。 新宿駅構内を歩いたのは、ほんとうに遠い過去のことでした。 中央線快速に乗ることもできたのだ。 こんな感激というか、こみ上げて来る思いは何年も体験したことがなかった。 これも感激。 それから 山手線に乗って、 鴬谷駅まで帰ってきました。 連休なのですいていると思っていたのですが、 結構込んでいて、座ることができませんでした。 空いている座席のない電車に乗るのも 久しぶりの挑戦です。吊革につかまって電車に乗るということ。 ですが、思いのほか、スムーズに乗れました。 自宅を出発するときに 思い描いていた挑戦のルートを 全部制覇することができたことになります。 僕は、もう感激して 新しい未知の世界に大きく一歩踏み出したような 気がして、 感激を抑えるのに苦労しました。 今日一日で、私の世界は大きく広がったようにかんじました。 ふつうの人にとっては、ごく当たり前のことなのだけれど。 ![]()
by jyukushian
| 2015-05-03 23:23
| WEB版 熟柿庵だより
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