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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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今日は、養老猛さんの講演動画を見ていました。
さすがにマルチにいろいろなことに興味を持っておられるようで とてもインスピレーションがわきました。 そのなかで、印象的な話がありました。 竹林のことです。 竹の林があります。何本も群れをなして生えています それぞれが一本一本別々に育っているように見えますが、 実は、根っこは一つで みんなつながっているのだ、ということでした。 私の目には、何十本もそれぞれに別個に生えているように 見えるのですが、実はいっこの根から全部派生しているのだそうです。 仏教の基本の教えに三法印というのがあって、 その一つに諸法無我というのがあります。 まあ、空(くう)というのと同じ意味です。 人間に置き換えると、 私という存在は独立して一つで成り立っているのではない という意味です。 竹林はまさにそのことを表現しているような植物です。 それから 木の葉っぱについての話も興味深かったです。 木の葉は、 よく見ると、それぞれが一つとして同じ形のものはありません。 それは それぞれの葉が、たがいに太陽の光を受けやすいように 重ならないように、共生しあっている姿だということでした。 それぞれの葉が、互いが互いのことを考えつくして それぞれの葉っぱの位置と形を作っているのだというお話でした。 お互いがお互いのことをいたわり合って生きるのが 葉っぱにとって生きるということの意味だというのです。 養老猛さんは クリスチャン系の学校を出られたということですが、 彼はきっと 仏教徒にちがいありません。 ![]()
by jyukushian
| 2016-08-05 23:20
| WEB版 熟柿庵だより
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