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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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魔女ということに取り立てて関心はなかったのですが、
今日、あらためて興味深い話を聞いてとても興味をもちました。 ヨーロッパの中世の時代、 女性は、まともな教育を受けることなく、結婚して、子供を産んで 育て上げることがすべてだという存在でした。 だから、子供を産めない女性や、結婚しない女性は女性としての価値をもたないと、 見られてきました。それが中世の女性の生き方でした。 だけど 女性のなかには、子供を産みたくない人もいれば、産めない人もいる。 結婚したくない人もいる。男に頼らず、自立して自分の人生を歩みたいという女性もいる。 そうした女性が生きていくには、社会と隔絶して、独自の生き方を作り出して歩んでいくしかない。 ある女性は森の中に住み、ある女性は、薬草を使って人を救う、ちょっと怪しい医者になったり、そうした物語が後世、魔法を使う存在として脚色されてきたのでしょう。 社会と適応できない分、なんとか自立して生きる道を模索してきたのです。 そうした人を英語で、outcast(アウトキャスト)というらしい。 世間が受け入れてくれない生き方や考をもった人の存在をいうらしい。 たとえば、同性愛者や、独身をつらぬく人のこと。 世間の少数派の人たちの総称かもしれない。 その時代の世間と協調性を持てずに、だけどなおかつ一人の人間として生きていきたい。 そうした女性を、当時の世間は「魔女」と名付けたのです。 そんなお話でした。 私がそれまで持っていた「魔女」というイメージとずいぶん違っていました。 結婚もせず、独立して、自分なりの人生を送った女性。 その女性のことを「魔女」と呼んで、差別してきた中世のヨーロッパ。 本日の英会話レッスンのテーマの一つでした。 次回はどんな話が飛び出してくるのでしょう。その日の気分と話の流れ次第です。 楽しみです。
by jyukushian
| 2018-08-24 23:35
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