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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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二つの面をもった量子という不思議な存在 この存在を考えながら、仏教の哲学を思い起こしました。 「私が存在しているのは、目の前にあなたがいるからだ。 あなたが存在しているのは、目の前に私が存在しているからだ」 という言葉があります。 これは、仏教の縁起を説明するための言葉ですが、 量子の性質にとてもよく似ているように思えます。 目の前にいるあなたは、過去のあなたでもなく、私の前にいなかった時のあなたでもなく、たった今、私が見ているあなたなのだ、ということ。 観察する存在があってこそ、目の前のあなたが存在している、という量子の存在。 結論を言ってしまうと、 すべては関係性によって成り立っているということでしょうか。 関係性をもたなければ、 観察されない時の量子のように 姿、形をもたないもやもやとした得体のしれないものでしかないのです。 量子論を読みかじりながら 私たちが認識している現実とは異なる、もう一つの現実の存在を 垣間見たようで、少し心がわくわくしました。
by jyukushian
| 2023-12-25 11:34
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