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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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お盆がやっと終わりました。
一息ついております。 ところで、お盆というのは一般的に亡くなった方が この世に帰ってくる行事として考えられています。 ですから、亡くなった方は普段あの世にいると考えているわけです。 お骨やお位牌を大事にするのは、あの世にいる故人とこの世を つないでくれていると思うからです。 一方、仏教が生まれたインドでは、 死後をどのように考えているのでしょうか。 実は、インドでは今でも輪廻転生という考え方が一般的です。 つまり、人間は死んでしばらくしたら、 またこの世に生まれ変わってくるというのです。 ただし、人間に生まれるか他の動物になって 生まれ変わるか、それはわからない。 要するに、死んでもあの世に留まってはいないということです。 この世に舞い戻って何かの生き物として生きているというわけです。 これが輪廻転生の考え方です。 ですからインドでは、お骨は抜け殻と考え大事にしたりはしません。 ガンジス川に捨てるのです。 確かに私が見たとき… ガンジス川の川底はお骨の色で白かったです。 私が死んだら、 あの世で暮らして、年に一度お盆にこの世に帰ってくるのがいいのか それとも、別の生き物になってこの世に舞い戻ってくるのがいいのか なかなか興味深い設問ではあります。
by jyukushian
| 2007-08-25 09:48
| WEB版 熟柿庵だより
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