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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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明日、彦根に帰ります。
例によって車での帰省です。 天気予報によると、寒波が押し寄せてきて大雪の気配です。 関が原を越えられるか心配です。 今年最後の仕事は例によって除夜の鐘つきです。 ぼくはありったけの防寒具を着て、 体の中もすこしアルコールで暖めて、いざ出陣です。 昔は、108回つき終わるまでずっと釣鐘堂にいました。数をカウントするためです。 村の人たちが三々五々つきに来ます。 毎年、一回、釣鐘堂の上でしか会わない人もいます。 つきに来た村人たちは好きなだけついて、 みかんやお菓子を貰って帰っていきます。 ぼくは懐中電灯で石段の足元を照らしてあげながら 「よいお年を!」 終わり頃になると決まって、 「紅白、どちらが勝ちました?」の会話 その会話、最近色あせてきました。 終わって帰ると、テレビでは「ゆく年くる年」をやっています。 お酒で体を暖め直して、少し仮眠を取って、 翌朝、元旦の7時からのお勤めに備えます。 ですから、 元旦のお勤めはいつもモウロウとしています。 お経が終わると、 年頭の挨拶を兼ねたお話をしなければなりません。 年明け早々のお説教ですから、なんとか明るい話題にしたいのですが、 なぜかいつも暗い。 そのあと、 檀家さん一人ひとりからの年始の挨拶を受けます。 「旧年中はいろいろお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い致します」 これを何回となく繰り返します。 毎年、こんなふうにして僕の新年は明けるのです。 ですからぼくは 本当を云えば、お正月なんて嫌いなんです。
by jyukushian
| 2007-12-29 23:00
| WEB版 熟柿庵だより
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