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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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年明けに、久しぶりに行きつけの居酒屋Nに行って来ました。
最初、だれも客がいなかったのですが、 途中から馴染みのKさんがやってきました。 哲学好きのサラリーマンのkさん、 呑むほどに話が盛り上がってきて、 彼は今の自分の仕事と、 このまま生きていっていいのだろうかという哲学的な悩みとの間で揺らいでいるようです。 仕事の上の理念と人間存在に関わる問題の理念。 私も自分の理念について考えてしまいました。 私には大きく三つの理念があるようです。 ひとつは 僧侶として、法事や葬儀をやっていって食べていけるかという財政的な問題。 人はパンのみに生きるにあらずという時のパンの問題です。 これもとても大切な問題です。 二つ目は 僧侶として人と接していく中で、その人の悲しみやせつなさをどこまで共有することが出来るか、 厳しい現実の中で互いに生きている者同士が、どこまで互いの想いを分かち合えるかという問題です。 三つ目は 僧侶として、孤独に生きている中で、仏教哲学はどこまで人間存在の本質に迫っているのかを突き詰めて考えていく作業。 人が何を考え、どう生きているのかといったこととは関係なく、但だ但だ人間という生き物の存在論、認識論を考え続けていくという孤独な作業。 私はこの三つの理念の間を行き来しているようです。 この三つの柱が私の全てなのかもしれません。
by jyukushian
| 2008-01-09 00:11
| WEB版 熟柿庵だより
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