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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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さて、これから本文に入っていきます。
本書では本文にはいる前に編者であるピーター・レビット氏が序文を載せています。 その序文から紹介していこうと思います。 序 文 般若心経は仏教の根本を説いた経典とされており、 世界中の仏教徒がこの経典を敬い、そして日々読誦している。 ティっク・ナット・ハン氏の この経典に対する解釈は、 云わば釈尊以来2500年の長きにわたって語り継がれてきた 仏教の大いなる歴史のひとコマである。 般若(もしくは完全なる理解の源泉)に関しての経典は、 2000年近くさまざまに解釈され、研究されてきた。 地理的には、まずインドに始まり、中国、ベトナム、韓国、チベット、日本に伝わり、 そしてまた他の多くの国へと広がったのである。 この経典は、ここ100年の間に英語でも学べるようになり、30年ほど前からは、禅僧やチベット僧の瞑想による実践を通して西洋社会にも浸透してきている。 しかしそうは言っても、この教えは西洋の人々に容易に理解できるものではなかった。 1987年の春、 ベトナムの禅僧であり、詩人で平和運動家でもあるティック・ナット・ハン氏は アメリカのさまざまな地域において、仏教の講義と接心をスタートさせたのである。 かれは多くのアメリカ人に積極的な参加を呼びかけ、 そして「アメリカの仏教」のあり方を求めていこうと呼びかけた。 それは外国から輸入された教えとしての仏教ではなくて、 アメリカ人自身の心の中から生まれ出る仏教である。 彼はこう語っている。 「仏教はけっして一つではありません。その教えは幾とおりもあるのです。 仏教がある国に受け入れられる時、 その国はその国に合った新しい仏教のスタイルを形成するのです。 そしてその国で独自に育っていくのです。 その国の仏教はおそらく他の国の仏教とは違ったものになっていくでしょう。 何故なら、仏教は教条主義であってはならず、 仏教の本当の教えを明らかにするには、 その国の文化や国民性に適応していかなければならないからです」 つづく
by jyukushian
| 2008-01-09 21:58
| ティック・ナット・ハン氏
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