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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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私の残された人生のライフワークを今、考えています。
世の中には心を楽しませてくれる音楽とか文学とか絵とか さまざまなものがあります。 そのように、心を豊かにさせてくれるもののひとつとして 仏教というものを考えています。 その仏教というものをテーマにして その出発点から現在までの 2500年の歴史をひとつの大きな物語として語ってみたい ということです。 これが私の今のライフワークとして考えているものです。 最初おしゃか様は人生は苦であると説かれました。 たしかにその一面はあります。 私という人間は生まれてこようとして生まれてきたわけではなく 気がついたら私という人間としてこの世に産み落とされていたのです。 そして 幼いうちに、私はいつかこの世から消えて亡くならなければならない 死ぬのだということを知ります。 生まれたいと思って生まれてきたわけでもなく、 死にたくないと思っても、いやでも死ななければならない。 それは不安、あるいは「苦」以外の何ものでもありません。 人間には生きているという根底に 不安と苦が潜んでいるのです。 その底なしの不安を取り除いて 落ち着いた楽しい人生を送りたい これがお釈迦様の最終目標であったのです そのために さまざまな仏教の哲学が生まれました。 曰わく 命とは何か 生きているとはどういうことか 死ぬとはどういうことか 苦しみを無くす方法にはどのようなものがあるのか、 そのために 阿含経、華厳経、法華経、般若経 多くの教えが哲学が説かれてきました。 2000年以上にわたって考え続けられてきました。 そして ひとつの頂点として 親鸞のおしえ、 「ただ、ある仏を信じようとする心の動きだけでいいのだ」という教え にたどり着いたのでした。 放っておけば虚しいだけの人生を なんとか豊かな意味ある人生に作り変えたい 親鸞の願いはそこにありました。 お釈迦様から親鸞にいたる そのダイナミックな仏教の流れを ひとつの物語として表現したい これが私の密かなテーマです。 このマークにクリックをお願いします。
by jyukushian
| 2008-02-23 23:29
| WEB版 熟柿庵だより
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