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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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今日、井上さんのお見舞いに行ってきました。
ひょっとしたら今日が最後になるかもしれない。 お見舞いの前に 担当医の先生に会って小一時間ほど詳しい話を聞いてきました。 最初、 身内以外の人に症状について語るのは難しいとのことでしたが 看護師が井上さんから直々に了解を得て お医者さんから話を聞くことができました。 とても丁寧に説明してくださいました。 それによると 今、井上さんが生きられていること事態がすごいことだと。 いつなんどき何があっても不思議ではないという事態であるとのことでした。 井上さんに不思議な生命力すら感じるとも仰ってました。 井上さんは 前回私と会った時、自分が亡くなった後の後始末についての希望を話してくださいました。 お骨をどうするか、お墓をどうするか、お金のこと、考えうる事すべてについて 私に思いを話してくださいました。 井上さんは、私にそのことを話した後、お医者さんに 「もうすべて伝えるべき人に、伝えることは伝えたから モルヒネを打ち始めてください」と、おっしゃったそうです。 確かに今回お見舞いしたら以前より気分よさそうでした。 モルヒネのせいだったのです。 お医者さんと看護師さんと私は別室で その話をしながら 井上さんのあまりのいさぎよさに あらためて あきれるというか敬服してしまいました。 それに 「10年ほど前にね、自分で死装束、縫って作っておいたんだけどね。 どこへやっちゃったかしら」 とおっしゃってました。 私は まだまだたくさん井上さんから学ぶことがあるように思います。 井上さん 彦根から帰ってくるまで待っててくださいね。 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2008-04-09 22:18
| WEB版 熟柿庵だより
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