カテゴリ
以前の記事
2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2021年 05月 2021年 02月 2020年 04月 2020年 03月 2019年 06月 more... ライフログ
著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
その他のジャンル
|
先日、
上野の西洋美術館でやっている ヴィルヘルム・ハンマースホイの展覧会に行ってきました。 実は 本当は、フェルメール展に行くつもりでした。 切符も買って、いざ会場に入ろうとしたのですが 平日の午前だというのに、すごい混雑。 混雑したなかでフェルメールは見たくない それに、展示場は部屋が入り組んでいるし 薄暗いし、この状況は私の精神によくないです。 へたすると、パニック発作になりかねない。 というわけで、フェルメールはあきらめて 自転車で公園を散歩していたら、 西洋美術館で、 ヴィルヘルム・ハンマースホイ展が目に入りました。 聞いたことない名前だけど、すいていそうだし、 見てみようと。 とってもよかったです。 デンマークの画家で 北欧のなんともいえない静謐な感じの静かな絵でした。 誰もいない部屋に、北欧の重厚な家具と灰色がかった壁と 白いドアが、弱い太陽の日差しを受けて詩情豊かに 描かれていました。 特に気に入ったのは 彼の妻をモデルにして 顔ではなく、その後ろ姿を描いているいくつもの絵です。 モノトーンに近い配色で それぞれの色をぐっと抑えている。 北欧の寂しげな太陽の光に照らされた 女性のうしろ姿。 その日差しに応える 彼女のやさしいえりあし。 重く冷たい空気と 決して強烈ではない、北欧の静かな日差し。 その中にたたずむ、うしろ姿の黒っぽい洋服をまとった女性。 彼女は何を思ってたたずんでいるのか 物音ひとつしない、静かなひと時が その絵のなかにあった。 ![]() 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2008-10-30 13:50
| WEB版 熟柿庵だより
|
Comments(3)
フェルメール展に行きたかったのですが、そんなに混んでいましたか。私も人混みは苦手なので、こういう情報があると助かります。映画も同じく評判の良い「おくりびと」も見にいけません。もっともその原作本は10年以上前に読んでいますので、ある程度内容は解る様な気がしますが、どの様に換骨奪胎して映画化しているのかわからないのは実に残念です。雑用に追われ、働けど働けどさっぱり経済的に楽になりません。文化と触れ合う機会は確実に減っています。
0
|
ファン申請 |
||