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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 ![]() 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ![]() ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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今日は相当疲れていて
まったく何もしない一日でした・ 私が何もしないという時は、本当に何もしない。 今日したのは食事とトイレに行っただけ。 あと、タバコも吸った。 あ、このブログも書いている。それぐらいかな。 なんにもしないで、過ごしていると 普段、 何をして過ごしているか少し見えてくるところがある。 普段、私は何をして生きているのでしょう。 朝、起きて コーヒー飲みながら目覚ましの音楽を聴く。 最近はフォルクローレの曲かな。 それから 近くのセブンイレブンに、東京新聞とタバコとヘルシア茶を買いに行く。 先日、タバコを買わなかったら 「タバコ、やめたんですか」と店員さんに聞かれてしまった。 それほど毎日行っている。 時々、気まぐれに30分ほどの散歩もしたりする。 朝の散歩はとても清々しくて気持ちいいです。 だったら毎日続けなさい! 帰ってきて、 お仏壇の花の水を取り替えて お勤め。何故か気持ちを落ち着いてくる。 そして気分的にも朝が始まる。 朝食 バナナ一本のみ。 むしゃむしゃ食べながら 東京新聞の連載小説「親鸞」を読む。 そして世間の記事をパラパラっと流し読み。 朝の仕事。 寛弘先生の「歎異抄」の講義録のテープ起こし。 この仕事、まだ当分つづきそう。 楽しい仕事です。 それから 続いて、寛弘先生の「法華経」の講義のテープをリコピーする。 午前中は大体寛弘先生がらみの仕事。 これって仕事っていうのか? そしていつの間にか昼。 午後は その日、やるべき種々雑多な用事。 手紙を書いたり、熟柿庵の原稿考えたり 西福寺だよりの原稿書いたり、 田舎の西福寺の檀家総代さんと連絡を取り合ったり 心療内科に行って薬を貰ったり スーパーに買い物に行ったり ほんとにまあ、種々雑多。 夕方、元気があればプールにも時おり行きます。 1000メートルほど泳ぐ。 読む本は仏教書が殆どですが、 たまには小説も読みます。 何故か 今、夏目漱石の「こころ」を読んでいます。 これ、自殺する先生の話で暗いのですが、 漱石の文章ってあらためて読んでみるとおもしろいですね 「むつかしい」という言葉を「六つかしい」などと 遊び心で書いていたりする。 夜遅くなってくると 飲酒タイム。 ブログを書いたりするのはそれからです。 こんなふうに一日が過ぎていく。 考えてみると 大したことしてないですね。 大したことないままに 過ぎていく僕の人生。 今、いちばんの仕事は やっぱり寛弘先生の講義をまとめることだけど それだって、僕が倒れて中断してもそれだけのこと。 なにがなんでも、という思いはあまりない。 周りにもなんの影響もない。 こんなふうにして 人生が過ぎていく。 月に、何度かお葬式があったり、 土曜、日曜は法事で僧侶らしく忙しいけど ふだんは本当に淡々と過ぎていく・ もちろん、西福寺に帰った時には こうは行かない。 目一杯のスケジュールに追いまくられて 息子と話する時間もない。 息子はこんな父を軽蔑してるのかもしれない。 でも、仕方ないよ。 世間的に見ると 私の生活は 田舎の西福寺の住職としての仕事と 東京での熟柿庵の運営とで、 忙しそうに見えるかもしれない。 その上、 勉強会もしたり、 行事だってある。 「おたより」だって頑張って定期的に書いている。 それで 大変ですねって云われる。 そういわれると 本当は、大変なことをやっているのかもしれないとも思う。 どこかの会社に勤めている人のほうが楽かもしれないな などと思ったりもする。 僕の人生って何なのか 今日一日、まったく何にもしないで こんなことを考えていました。 考えても 明日からの生活がかわるわけでもありません。 ![]() 上記のロゴマークへの クリックをよろしく お願いします
by jyukushian
| 2008-12-03 20:52
| WEB版 熟柿庵だより
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Comments(6)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
きょうは、お誘いいただいたのに
ごめんなさい・ さっき、次男の勉強が終わりました。 途中、お腹がすいたと言うので 和牛のステーキを焼いてやったら 美味そうに平らげました。 今の日本の文化は 老化していく私たちのことは あまり考慮してくれないですよね シビアーな時代です。
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こんばんは またお邪魔します
普通の勤め人も 今は過労死するほど 働かせられています 息子も 忙しい時は月100時間以上 残業させられていますよ 処理すべき仕事は増えるばかり 人数はそのまま 毎日心配でなりません 12月後半に 業界内部の最終試験ば迫り、本人はピリピリしています 試験結果は来年3月だとか・・・・ 武田さんは宗教者で良かったんじゃないかな さもなければ ブログでお知り合いできなかった・・・と思います 明日から 寒くなるそうです どうぞ ご自愛ください 私はご自愛しっぱなしなので ご心配なく
(どこかの会社に勤めている人のほうが楽かもしれないな)
この文、きっと反論されると思ってました。 「隣りの芝生」です。 今、不況の嵐がすごいですね、 勤めているから安心なんて 夢物語ですね。 宗教者としての私。 この時代になにができるのか 考えています ![]()
うーむ 見事に引っかかりました・・・。悔しい!!
報恩講のお話 相変わらず真面目でわかりやすい文章です。 中高時代 私は何を聞いていたんでしょう 陸上金魚(当時の校長のアダ名)のはなし。 武田さんの解説だったら 生意気な中高生でも理解できたんじゃないかなと思います 私は 親鸞聖人が自分は法然上人の専修念仏を信じているから それで地獄へ落ちても、後悔しない・・・と言い切った凄さに何ともいえない畏怖の念を感じています。生前自分の教団を組織しなかったことも凄いと思います。 人間はとかく徒党を組みたがるものですから・・・
寛弘先生の講義録に「人間は納得しなきゃいられない生き物なんですね」というお話がありました。否定的なニュアンスで。納得できないものを人間の有限の能力で、たかだか100歳ぐらいしか生きられない人間の有限の能力で全てを納得したがる。人間の思いを越えた働きというものがあることを仏教は教えてくれます。
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