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著 書
武田智亨 プロフィール
1951年 滋賀県生まれ。
1970年 本願寺で得度を受ける。大学卒業後、教職を経て1980年 中近東、中東、中国などを1年半にわたり放浪。 現在、浄土真宗 東京・熟柿庵 庵主、彦根・西福寺 住職。 著書に『中国ひとり旅』(連合出版)、『熟柿庵だより』(東京図書出版会)。翻訳書にジェシー・マッキニー著『車椅子の上の心』、ティック・ナット・ハン著『理解のこころ』などがある。 東京・熟柿庵ホームページ リンク 逢人舎 ブログランキングへ 登録しました。 ↑ぜひ、応援クリックを お願いします。 記事ランキング
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このごろ吉本隆明の親鸞に関する書物を読んでいます。。 昔、「最後の親鸞」という本が出た時、読んだのですが、正直よくわからなかった。 今あらためて読んでみると、やっと私の波長が彼にたどり着いたのか、 ぐいぐいと迫ってくるものがあります。 浄土とか、如来とか、還相回向とか、わかったようでわからなかった言葉が、 吉本によって解体され、彼の哲学者としての考えで親鸞に迫ろうとしている。 「歎異抄」についても、彼独自の分析で理解しようとしています。 もう少し、吉本の親鸞観を学んでいこうと思います。
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by jyukushian
| 2024-03-02 19:16
| WEB版 熟柿庵だより
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「うちの母はふつうじゃないんです」 「うちの父はふつうじゃないんです」 「うちの娘はふつうじゃないんです」 「うちの息子はふつうじゃないんです」 「うちの親戚はふつうじゃないんです」 「うちはふつうのうちじゃないんです」 こんな言葉をよく聞きます。 ふつうのうちって、どこにあるのかしら
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by jyukushian
| 2024-02-26 19:07
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二つの面をもった量子という不思議な存在 この存在を考えながら、仏教の哲学を思い起こしました。 「私が存在しているのは、目の前にあなたがいるからだ。 あなたが存在しているのは、目の前に私が存在しているからだ」 という言葉があります。 これは、仏教の縁起を説明するための言葉ですが、 量子の性質にとてもよく似ているように思えます。 目の前にいるあなたは、過去のあなたでもなく、私の前にいなかった時のあなたでもなく、たった今、私が見ているあなたなのだ、ということ。 観察する存在があってこそ、目の前のあなたが存在している、という量子の存在。 結論を言ってしまうと、 すべては関係性によって成り立っているということでしょうか。 関係性をもたなければ、 観察されない時の量子のように 姿、形をもたないもやもやとした得体のしれないものでしかないのです。 量子論を読みかじりながら 私たちが認識している現実とは異なる、もう一つの現実の存在を 垣間見たようで、少し心がわくわくしました。
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by jyukushian
| 2023-12-25 11:34
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前回、原子は電子と原子核でできている、ということを書きました。 今回は、電子についてです。 教科書には、電子は粒のような形で書かれています。粒の電子が原子核のまわりをまわっているみたいに。 だけど いわゆる二重スリットの実験によって、実は、電子は粒と波の両方があるということがわかってきました。 この実験は大変興味深くて、 要するに、観測装置を置いて電子の動きを観察すると、電子は粒として現れる。 そして観測装置を置かずに、結果だけを見てみると、あきらかに波の状態として動いていることがわかる。 つまり、観測するとしないでは、電子は異なった形として現れる、ということ。 とても不思議なことです。 アインシュタインは、「私が月を見ている時は、いつもの月があって、私が月を見ていなかったら、ふだんの月ではなくなってしまう?そんなバカなことがあるものか」 といって、量子論を認めなかったと伝えられています。 つまり、観察者がいることによって、相手は違う存在になってしまうということです。 量子学者は、粒と波の状態というふうに言い分けていますが、波の状態とはいったいどんなことなのでしょうか。 ちょっと理解できません。波ではなく、なんかもやもやした雲のような状態という言い方もします、 粒と、もやもやした状態、いったいどちらが正しいのでしょうか。 私が見た時には、粒という認識できる形のもの、見ていないときは、形のはっきりしないもやもやした、つまりは人間の認識では表現できないもの。 現状はそんなふうに理解されています。 #
by jyukushian
| 2023-12-23 18:06
| WEB版 熟柿庵だより
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今年もそろそろ終わりに近づいております。 今年の中頃、量子力学の解説本を読みかじっておりました。 現実の世界でありながら、私の認識する世界とはまったく別の世界を見せられて、驚がくいたしました。 量子というのは、原子のなかの独特の世界のことです。 この世にあるものは、石のような無機物から生命まで、すべて原子でできているのですが、 その原子の中を覗いて研究しているのが量子論です。 私の驚き その1 想像を絶する小ささ。 原子の構造はよく教科書の絵なんかで見ることができますが、 真ん中に原子核があって、その周りを電子が円形に飛び回っている絵です。 でもこの絵は大きさの比例において間違っているということです。 例えで言えば、飛び交っている電子の円の大きさを国立競技場の大きさだとすれば その中心にある原子核は米粒の大きさでしかないということです。 原子核と電子のあいだは、いわばスカスカ状態だと言います。 さまざまなものが原子で成り立っているとすれば みんなスカスカな状態で成り立っているということです。 目の前にある鉛筆はちゃんと握れて重さもあって、物体として私たちは感じられるのですが、 実はスカスカ状態。 いくら原子が集まって者が出来上がっているとしても スカスカ状態の原子が集まっているだけで、スカスカなのは変わりません。 現実離れした原子の本体が想像できません。 もし、原子を見ることができる眼をもっていたら どんなふうに世界がみえるのでしょうか。 #
by jyukushian
| 2023-12-22 15:44
| WEB版 熟柿庵だより
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